第7回 車椅子ツレッキングスクール
(2000.5.13)
今年で7回目になる車椅子ツレッキングを2000年4月8日(土)に行いました。
さくらケーブルの取材が入るということになり、何とか4月にと言うことでいつもより早い時期に設定しました。
今回は本所郵便局の協力を得て、昼食や会議の場所を借りることが出来、また、普通は見ることの出来ない、郵便物の機械による選別作業をするところなど見学することが出来ました。
コース すみだボランティアセンター 〜 京成曳舟駅 〜 都営地下鉄浅草橋駅 〜
JR浅草橋駅 〜 JR亀戸駅 〜 本所郵便局
今回は第2土曜日だから若い人も集まるかな??と淡い期待をしましたが、なかなか。。。。。
募集の仕方も悪かったせいか、6人の講習生しか集まりませんでした。
すみだボランティアセンターに9時集合。点呼を取り机上講習へ。机上講習会では車椅子の操作はもちろん、初めて出会う車椅子利用者とどのような気持ちで話をするかなど、心構えなどを中心に車椅子の方と外で出会った場合、どのような対応をするか、どのようなサポートが必要かと言うことを重点に行っています。
その後に、グループ分けをして、10時には出発です。
なるべく大変なルートをくんでみました。
東武曳舟駅〜亀戸では東武曳舟駅にエスカレータがあり、東武亀戸駅はスロープであり講習としては簡単?なので、今回は京成曳舟駅〜直通で都営浅草橋駅経由のJR浅草駅と考えました。
京成曳舟駅はホームまで2〜3段の階段があり、さらにホーム自体もかなり狭い。都営浅草橋駅はエスカレーターがあり、地上までは出ることが出きる。しかし、JR浅草橋駅は階段であり、改札を入っても階段。一人ずつ座って上がっていく、なんていうのか、狭い階段なんかについてるやつ。あれはあるんだけど、、、と、いうことで、このコースを行くことにしました。
当日は錦糸町駅ビルの新装開店有り、競馬有りで、ごった返すと予測して、亀戸駅で降りて歩くことにしました。亀戸駅ビルで、昼食のお弁当をそれぞれ車椅子に乗ったまま買ったり、して街の中へ。
途中とってつけたようなスロープを見たり、ちょっとした段差声の練習をしたりしながら進みました。
12時頃に本所郵便局に着きました。郵便局の方が2名が入り口付近で待っていてくれました。感謝。
早速、昼食をするために、食堂へ。郵便局の内部など、見たこともないので、目をきょろきょろさせながら、歩きました。
食事後、局内を案内してもらい、なんと、よく見かける、あの郵便屋さんのバイクやら自転車がずらりと並んでいるところや、年賀状の整理をする部屋や、局員の方が、仕訳しているところも見せてもらいました。最大のところは、大きな郵便物仕訳をする機械です。アッという間にOCRで読み込んでいって、それぞれのところに入っていく!!
ところで郵便番号は赤い枠の中に書かなくてもいいと言うことを知ってましたか????
あれは、○○○−○○○○とどこかに書いておけばいいんですって!!
そしたら機械が読み込んでくれるということです。
機械が分けたあと、それぞれの担当の方たちが細かく各家ごとに分けていくんですけど、配る人と分ける人は同じ人がやるんだって、だからとっても大変そうでした。
見学したあとは、みんなでディスカッションを行い、4時には終了式をして、解散ということになりました。
いつも、ツレッキングで教えたいというか分かってほしいことの基本は、
みんな一緒、だから目線も一緒。同じ人間として接すること。
どんなサポートでも一瞬だろうけど、その人の命を預かることになる。
相手を尊重すること。
声をかけるときは相手の意志を聞いてから行動すること。
断られても、それは相手の都合が悪かっただけ。へこたれずに、また声をかけること。
ボランティアセンターで机上説明。 心構えや、車椅子の名称について講義する。 |
センターの前で記念撮影 | 浅草橋地下鉄のエスカレーターで。止めなくても、きちんと階段に乗せ、しっかりと支えればOK。乗るとき降りるとき注意が必要。また、車輪の乗せ方はしっかりとすること。 | JR浅草橋の階段。車椅子を上げる方法は幾通りかある。そのうちの一つ。階段に車輪を当てて一段一段上げていく。その時左右で、サポートする。 |
みんなで車椅子での買い物体験。なかなか上のものが見えなかったり、手が届かなかったりで苦労していました。 | 亀戸と本所郵便局までいく途中の交差点で見つけました。縁の段差を削ってなくしている。 | ある公共の建物。土地が狭いためか、こんな急なスロープが。 スロープは付けなくちゃいけないでも土地が。。。と言う感じでしょうか。 |
本所郵便局で。この場合も、講習生は車椅子体験中です。 左にある機械がすごい!!高速仕訳機と言ったところか。 |