02. チェアスキー

(99.02.16)

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 チェアスキーを見たことありませんか。昨年はパラリンピックがあって大回転とかやってたから、しっているというか、見たこともある人がいると思います。
 どちらかというと、脊髄損傷の人が多くやっているようです。チェアスキー協会というのもあって、チェアスキー協会は全国組織で、チェアスキーの普及と育成も行っているようですし、チェアスキーやバイスキーの貸し出しも行っています。

 σ(^_^)とチェアスキーの出会いは3sunネットの墨田支部の会員で永島章子さんという重度障害のひとが今まで、雪のあるところ、スキー場にも行ったことがない。東京の雪は見てるけど、ぜひ見てみたい!という素朴な気持ちから始まりました。

 それじゃ、雪を見せにスキー場へ行って見ようよと。しかしほとんどの会員は車椅子で行けるわけがないとあまり乗り気ではありませんでした。

 そんなときに王子にある東京都障害者スポーツセンターの人からチェアスキー協会の玉川さんを紹介されていろいろ話を聞くことになり、私としては絶対スキーをしている人たちがいるんだからできる。アッコちゃんをスキー場へ連れていける!!と。

それから、玉川さんに集会に来てもらい、机上説明してもらったり、チェアスキーを持ってきて見せてもらったり、みんなで、千葉にあるザウス人工スキー場へ行ってみたりしました。

ザウスはチェアスキーは滑走OKなんですけど、そりの持ち込みはだめでした。

そんなこんなで、何もしらない私たちが玉川さんの指導で、スキーにいったのが4年前でした。

それからは、あんなにだめでないのといっていた会員もスキー行こう!!に変わりましたけど。

チェアースキーは1本足スキーです。スキー板1本で滑ります。ビンディングは固定式と普通の人が使うもので、レーサー用のものを使います。板もレーサー用のものです。だからお金は高い!!
ストックに当たる部分はアウトリガーといってちいさなスキーみたいなものが付いています。このアウトリガー1対で5万円はします。このアウトリガーにうまく体重を乗せたりバランスをとって滑ります。
本体はバケットが個人個人にあわせて特注。本体はその時期によって形が違います。
だいたいスキー板を除いて50万円はします。

需要が少ないから仕方ないけど、かなり高価な乗り物です。

長野パラリンピックがあったのでニューモデルがでてかなり使いやすくなったといっていましたが、ほとんどの人は古いモデルを使用したり、中古を買ったりしています。

其れに、チェアスキーの人はゴンドラには乗れないので、リフトがあるところでしか滑れません。また、スキー場によってはチェアスキー滑走禁止の所も多くあります。苗場スキー場や西武系はまず滑れません。

うまい人はチェアスキーに乗ったままリフトに自分で乗るので、リフトを止めることがないのでいいのですが、初心者はリフトを乗るときも降りるときも止めてしまうので、嫌われ者ですね。

 チェスキーのうまい人はとてもかっこいいですよ。わたしよりみんなうまいです。ほんと!!

これから、長野オリンピックも終わって少しはチェアスキーにも理解ができるといいなあと思っています。

会員の沢井さん チェアスキー協会の玉川さん