介護保険
(2001.5.13)

 義父が腰椎圧迫骨折で入院したことはすでに書きましたけど、退院して2週間くらいでまた歩けなくなってしまいました。その後少し回復しましたが、歩けなくなったり、少し回復してトイレぐらいにまで行けるようになることの繰り返しを続けています。
 医者の話ではこのような状態が4〜5ヶ月続いて徐々によくなるということでした。
 しかし、家庭で看護となると大変です。寝たきりで歩くことができないため、食事やトイレ、いろいろなことの介護の問題が出てきます。
 私も週3日パートにでていますし、いったいどうしようと思いました。
 症状は固定していないから、(ずっと寝たきりではないということ)ヘルパーさんが来てくれるだろうか?
 いったいどこに相談に行ったらいいんだろう?????
 いろいろ悩んだ末、義母がかかっている介護保険のケアマネージャーさんに相談してみました。(義母は介護度2)
 介護保険というのは申請して、高年福祉課の方が調査に来て、その時の状態がどうかで、介護度が決まるとのこと。だから、症状が固定していなくてもよいとのことです。
また、65歳以上の方が何らかの障害をおった場合は障害認定ではなく、介護認定の方になるということでした。
 で、早速申請、申請してから2週間ぐらい過ぎて、高年福祉課の職員の方が来て調査していきました。義父の場合、通常の(ボケなどはないため)場合とはちょっと違いがありますが、動けないということで、認定される前にでも、ヘルパーさんが来てくれるとのことでした。
 この介護保険では、介護保険ができる前のサービスとは違い、介護保険の対象者のみに対してのサービス。つまり、介護保険対象者のみのサービスとなるため、介護保険対象者ではない人のことは一切しないということになる。
 たとえば老夫婦二人で、おばあさんが介護保険の対象者だとすると食事のケアを頼んだとしておばあさんの食事は作るが一緒に暮らしているおじいさんの食事は作らない。布団上げも、おばあさんの布団は上げるが、おじいさんの布団は上げない。と、まあこんな具合です。
 介護保険制度ができる前はこのような場合は一人分の食事も二人分の食事も作るのは一緒だからといって夫婦の食事を作ってくれていたのがそうじゃなくなったのです。ということはおじいさんは自分で作らなくてはいけない。体をこわす介護者(この場合おじいさん)が増えているそうです。

 とにかく義父を暖かい日中にお風呂に入れたい。私たちが家に帰ってから風呂に入れると夜になってしまい、寒くなるし、風邪でも引かれては大変だからです。それで、とにかくヘルパーさんに来てもらって、お風呂に入れてもらい、その間に部屋の掃除と、天気がよければ布団も干してほしいと頼みました。この場合義母や叔母の布団干しは頼めないのです。
で、問題は義父の部屋は2階、お風呂は1階。背負って階段をおろさなければいけないので、人選が大変なのですけど。。。。いい人が見つかればいいのですけど。ちなみにいつもは私か、夫(息子)が背負っておろしています。

もし、もっとサービスが受けたければ、介護度によって点数が決まっているので、その点数に応じてサービスを考えなければいけません。いろいろなサービスには点数がついていて、その点数で、いくらかが分かるらしい。ちなみにかかった費用の1割は実費負担。
義母が週2回ディサービスに通うだけで個人負担約8000円ぐらいかかります。(送迎は介護保険ができる前は無料だったが、今は有料)
 詳しいことは複雑でよく分からないです。
 介護保険もできて1年。これからどうなっていくのかよく分かりませんが、いい保険なのか悪い保険なのか。。。。とにかく始まってしまったのですよね。何とか少しでもよい制度になってほしいものです。

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