カナダの報告から その4
(99.01.24)

バカブーから降りてきて、そのまま日本に帰る仲間とバンフで別れ、わたしと堤氏は次の山へと計画をしていたのですが、堤氏が胃痛におそわれ、3日間というもの動けなくなってしまい、また、その後がカナダのホリデーウィークとかでヘリが飛ばなかったりして、その後は観光と、バンフの近くの山に切り替えることにしました。

カナダの場合、ルートハイキングと、ピークハイキングとでははっきりと分かれています。

日本の場合は、はっきり線が引いておらず、ハイカーの人も3000m峰に行けますし、道もしっかりしてるし、標識も建っています。

しかし、カナダの場合は違います。

よくハイキングコースといって紹介されているのはルートハイキングで、高い山をすそ野から見て回ったり、湖巡りをするハイキングです。
道もしっかり付いて、標識もあり、ガイドブックも詳しく、気楽に行けるものです。
ただし、カナダはどこでも熊がでてくるので、インフォメーションで熊情報を聞いた方がよいです。

それに比べ、ピークハイキングは、日本と違い、道もとぎれがちで、標識などはいっさいなく、ましてや頂上にはケルンしかありません。
当然ルートファインティングが要求され、安易に行くことは注意した方がよいです。

バンフで感じたことは日本人が多いということです。高校の修学旅行で、カナダまできている学校が多くありました。

バンフは国立公園の中の街のため、いろいろな規制があるそうです。街の中にエルクがでてこようが、熊がでてこようが、殺すことはできないそうです。毎年エルクにはねられて、何人かの人が亡くなっているということでした。
バンフの人口の1割が日本人とか(ワーキングビザの人も含めて)。
バンフに住んでいる日本人の方とも友達になり、いろいろ親切にしてもらいました。また、一緒にハイキングにも行き、とても楽しいひとときを過ごすことができました。

ただ、英語を話すことも、ヒヤリングもほとんどできないσ(^_^)はとても大変でした。