42. 白馬主稜 春合宿

(2010.5.7)

戻る      トップへ


日程:2010.5.2〜4
場所:白馬主稜
メンバー: 6名  K野、O方、N宮、K木、S木、σ(^_^)
コースタイム
5/1 夜9:00 車で自宅出発。11:30PM中央高速双葉 ここで全員集合。
5/2 3:00 猿倉駐車場着。仮眠
    6:20猿倉出発 猿倉山荘でトイレ等 7:35−7:30 白馬尻 7:40−8:30 主稜の尾根取付− 
    9:40 休憩 9:50−11:00 休憩 11:30 − 12:00 休憩 12:10 − 13:00 休憩 −
    14:30 4峰(?) テント場 19:10就寝
5/3 4:30起床 出発 6:30− 7:10 休憩 7:15 − 8:10 頂上直下 順番待ち 8:30 −
     8:50 白馬岳頂上 − 9:00 小屋前 9:30 − 10:00 杓子岳手前 10:05 −
     11:00 杓子岳トラバース終了 11:10 −12:00 鑓ヶ岳手前 12:10 − 
     13:00 鑓ヶ岳下り途中 13:30 − 14:50 鑓温泉 20:00就寝
5/4 5:00 起床 出発 6:45 − 8:05 小日向のコル 8:15 − 8:50 猿倉台地 お汁粉タイム 9:25 − 
     9:45 猿倉駐車場 

その後、木崎湖でお風呂に入り昼食。鬼無里の奥裾花自然園で水芭蕉を見て、中央高速で帰宅 23:30過ぎに帰宅



 
 猿倉駐車場。出発です。
 
 k野さん。サングラスにマスク。いつものスタイル?
右はN宮さん。
 
猿倉を出発する人たち。すごい人です。 
 
 白馬主稜取り付き
 
白馬雪渓は人人人です。        

今回の合宿はAチームが現役、BチームがOBと分けて、同じ場所に行くがそれぞれで計画出発するという形をとった。
Aチーム現役は5/1の昼に出発。19:00には猿倉に着きゆっくり就寝した模様。
我々OBチームは5/1の夜出発。

5/1
夜 家を9:00過ぎに出発。途中高速永福を降りて一人をピックアップ。再度永福から高速に乗り、中央高速で集合場所の双葉に11:30ごろ着く。ここで残りのメンバーと落ち合う。全部で6名。猿倉には翌2日の3:00着。Aチームガスでについてテントに入っているはず。ちょっと探したがよくわからなかった。まずはテントを立ててちょっと寝酒を飲んで仮眠。

5/2  晴れ
朝5時前にトイレに起きる。Aチーム現役がすぐそばにテントを張っていた。現役は5時に出発。私とN宮さんとで見送り。再度眠る。8時に起きてゆっくり憩うなどと夜にはなしていたのに、5:30には起きだし共同装備を分けて食事をし、テントを畳んで6:20駐車場を出発。
猿倉山荘で計画書を提出し、トイレなどに入り出発。なんと私たちが出発したら、周りの人も一斉に出発したみたいで、後ろに数珠繋ぎについてくる。ゆっくりいくことにして、追い越していってもらう。
白馬尻について、白馬雪渓をみるともう、アリンコが群がるようにずっと人人人。
白馬尻から主稜に取り付く。結構登っている。私たちは後ろから3番目くらいか・・・  ゆっくり、ゆっくり。天気も良いし。10時過ぎに8峰、前の方をみると結構な人が主稜稜線にいる。Aチームはどの辺なのだろうか?10時の交信でも12時の交信でも連絡が取れない。携帯に電話してみるが留守番電話。12時がすぎてから1時間ごとに交信するが連絡できず。
12時ずぎから、テント場の心配を始める。あまり上部にいったら、テントを張れるところがなくなるし、6人テントなのでかなりの場所も必要に感じる。いいなと思うところには先行パーティがテントを張っていた。さらに上へ。たぶん4峰と思われるところに大丈夫そうなところが見つかる。3時前だが先行パーティは雪洞を掘るというので、私たちはテントを張ることにする。雪洞を掘るパーティは岡山からきたそうだ。
今年は雪が多いようだ。ナイフリッジがここまでにもかなりあった。
手分けしてテントを張り、トイレ場を作る。岡山パーティが雪洞を掘るのにスコップが1本だというので、1本貸した。
テントに入って、水を作ったり、夕食の支度をしながら、持ってきたお酒を飲む。 さすがにあまり寝ていないので7時には就寝。

5/3 晴れ
4時半起床。6時半出発。もうすでに下にいるパーティが上がってきている。雪洞のパーティはまだ出発はしないようだ。昨日はハーネスをつけないでここまできたが、今日ははじめからハーネスをつける。出発して上部は昨日より急になり、ナイフリッジも急峻。一歩、一歩慎重に登る。頂上直下の手前の岩を巻くところはちょっと怖かった。ロープがほしいと思ったが、ロープなしで登る。頂上直下では1パーティが順番待ちをしている。私たちがついてから、もう1パーティ上がってきた。ロープをつけて登っている。かなり時間がかかりそうだ。
私たちはロープをつけるかどうか検討する。さっきの岩場のところやその下の傾斜とほぼ同じではないかとの判断から、ロープは出さないで登ることにする。ここで、順番待ちを20分。K木を先頭にみんなで登り始める。k木が慎重にステップを切りながら登っていく。私たちは慎重にその後に続く。思ったより、雪の層が薄い。アイゼンが半分しか入らないところもある。傾斜も思ったよりあり、ちょっと怖かった。
出口のせっぴには大きな穴があいておりそこを通過すれば頂上。σ(^_^)はザックの左右に銀マットをくくりつけていて穴を通過するときにそれが引っかかり、苦労した。もう、膝を使ったりして必死で穴を通過。8:50白馬頂上。6人全員で握手をする。
頂上にでたとたん風も強かったので、そのまま降り初めて小屋の前で休憩。ここで、ビールを買って夜に備える。
天気も良く、剣から鹿島槍、穂高の方も見える。展望がいい。
杓子岳はトラバースルートを行き、頂上へは行きませんでした。鑓ヶ岳に行く前のコルあたりから風が強く、対風姿勢で何度かしのぎながら歩き、頂上直下で、右に寄りすぎてトラバース。このトラバースが、カリカリでアイゼンの出っ歯でのトラバース。怖かった。やっと頂上に着き、鑓温泉への下りルートで大休止。周りの風景の見納めとばかりにゆっくりしました。妙高から黒姫山など、見事な景観でした。S木やN宮は尻セードで楽しんで下っていました。鑓温泉には14:50着。温泉にはいるかどうかみんなでいろいろいっていましたが、結局誰も入らずじまいでした。テントを張り、水を作ったり、夕食の準備をして、白馬の小屋で買ったビールに舌鼓。20:00就寝。

5/4 晴れ しかし、稜線はガスに覆われていました。
5:00起床。6:45出発。雪は柔らかく、アイゼンで歩くが足をとられるような感じ。小日向のコルにつくと、広くて、テントも数張り張ってあり、雪上訓練をしているパーティもいました。今日も下りはS木とN宮は尻セードをして楽しんでいます。猿倉台地について、もうすぐ山も終わりなので、O方が持ってきたお汁粉でお汁粉タイム。お湯を沸かしみんなでお汁粉を食べ、ゆっくり最後の山を楽しみました。9:45猿倉。登山終了。
何となく山にもっと痛い気分。

時間も早いので、まずはお風呂に行くことに。予定していたところはまだ時間が早くやっていなかったので、木崎湖のお風呂に移動。その後、水芭蕉を見に行こうということになって、移動。なんと木崎湖から70kmも離れており、入園料一人400円。バス片道200円。何だこれはって感じで、でも、せっかく来たから見て行こうと。バスから降りて林道を歩き、雪道を歩いて、水芭蕉を見に行きました。最初は水芭蕉か。。。なんて思っていましたけど、結構群生していて見応えはありました。でもきっと、または行かないだろうな。。。

なんだかんだで、長野インターに乗るときは夕方の5時。結局渋滞にあって、同乗者を降ろして、家についたのは23:30過ぎでした。

気心が知れた、OB同士で、ゆっくりのんびりの山行は楽しいひとときでした。



   
  主稜も人人です。 傾斜がきつい。K野さん、K木さん  
   
 O方さん、S木さん   
   
 テントサイト(4峰)から登ってきた尾根を見る。 テントサイトから上部もナイフリッジの連続  
   
頂上直下。順番待ち。上部の雪庇は穴を通過する。  雪庇の穴を抜けると頂上 
   
白馬岳頂上
 左からK野さん、S木さん、N宮さん、
K木さん、O方さん  
剣岳 
   
   
白馬岳  白馬岳。右のスカイラインが主稜  
   
 鑓が岳頂上  
   
鑓温泉  小日向のコル 
 
白馬主稜をバックに  
   
 奥裾花の水芭蕉