このゴールデンウィークの前半はOBで鹿島槍ヶ岳に行こうと計画していましたが、急遽、雲稜会の春合宿前半と言うことに決まりました。参加者はOB及び現役併せて１１名になりました。

当初からこの山行を計画していたOBは鎌尾根へ。新人を含む現役中心は赤岩尾根へ。
二俣でテントを張りました。

私自身は鹿島槍ヶ岳は初めてだが、会としてはよく春合宿を行っている。
総勢１１名。ＯＢが５名。現役が６名。そのうち新人が３名。

ＯＢのｔ本さんが現役と一緒に赤岩尾根に、ｈ本さんはベースで待機、ＯＢ３人が鎌尾根に行く計画で出発しました。

２７日の夜に車３台でそれぞれ出発し、夜の１２時に双葉で合流、ｈ本さんは現地で集合。大谷原駐車場へは朝の３時頃到着しました。そこで仮眠。思ったより車が少なかった。

２８日は西沢出合の二俣までの行程なのでゆっくり起き、７時起床。起きるとｈ本さんが来ていました。
８:００に駐車場を出発。西俣出合に着き、テントを張り、昼食を取って、午後からは雪上訓練です。
テントは１０人テント１張り、４人テント１張り。他に張っているパーティはいませんでした。
いつもは混雑する場所ですが、今年は東尾根に行くパーティが多いようです。
ここでテントを張っていたら、銀座山の会のＴ中さんがやってきました。ｔ中さんは墨田で一緒にボランティアをやっている友人です。こんなところでアウトは本当に奇遇です。鎌尾根を登るとかで尾根の途中でテントを張るとのことでした。

午後から、西沢の少し入った斜面で１５：００まで雪上訓練。

２９日は赤岩尾根、鎌尾根ともに、５時少し前に出発。
鎌尾根のパーティは私、ｋ木、Ｏ方の３名。ＯＢと言うことでゆっくりペースで行く。
常時私がトップで、Ｏ方さん、ｋ木さんの順で進む。
今年は雪が多いとのことで、途中鎌尾根取付までがデブリがすごく、まるで氷河のような感じでデブリができていました。天気もよく、気温も高かったせいか、朝の内橋待った雪でしたが、すぐに、雪が腐ってきて、深いところでは膝下のラッセル（？）のような状態でした。
２時間ぐらい登ったところに、昨日、二俣で出会った労山の銀座山の会のテントがありました。

鎌尾根を登っていると、左側の沢、布引山の下で何回も雪崩が大きな音を立てて発生していました。

雪もかなり緩んできており、ベルクシュルンドが大きな口を開けて随所にありました。

途中、上部の方で、銀座山の会の方々が下ってきました。朝５時出発で、８時半には南峰だったとのこと。
私たちロートルとは違ってやっぱり速いです。
私たちも計画では１１時前には稜線へと思っていたのですが、結構時間がかかって１２時半過ぎに稜線にでました。

そのときはすでに赤岩尾根の現役は頂上近くにいました。

登りではザイルを出すところもなかったですが、これを下るとなると結構ザイルが必要そうなので、これからだと結構時間がかかると言うことで、赤岩尾根を下ることにしました。

稜線に出て、アイゼンを外し、頂上へと思ったのですが、ｋ木さんがバテて、時間がかかるので、私と二人は途中で、ｏ方さんを待つことにして、ｏ方さんのみ頂上へ。

帰りは布引山を経て、冷池山荘経由で赤岩尾根に出て、途中から沢筋へ下り一気に駆け下りて帰ってきました。

３０日は前半の休み採取日なので、なるべく早く帰ると言うことで、５時起床。６時４０分に出発して駐車場へ。温泉に入って、途中ｓくだいらで降りてソバを食べて帰ってきました。

とにかく天気に恵まれ、すっかり日焼けもしましたが、久々の１１人の合宿は楽しい山行でした。


大谷原駐車場

二俣出合でテント設営の雪踏み	銀座山の会のｔ中さん(右)とｔ井さん

雪のテーブル作り	二俣から鹿島槍ヶ岳

デブリを越えて西沢を入り、雪上訓練へ	雪上訓練(滑落停止）

雪上訓練(グリセード)	訓練したところから二俣を見る

１０人テントと４人テント

２９日出発前	堰堤から鹿島槍ヶ岳

デブリ



赤岩尾根

ピッケルでゼリーを食べるｏ方さん	布引山からの雪崩



爺が岳	雪屁を出るｏ方さん

雪屁を出るｋ木さん	雪屁から鎌尾根を見る

鹿島槍ヶ岳南峰	布引山から鎌尾根を見る

布引山　左からｋ木さん、ｏ方さん	布引山　私

下山

４８． 鹿島槍ヶ岳 鎌尾根

４８．　鹿島槍ヶ岳　鎌尾根