9.ゆっくり歩くハイキングもいいものだ
(99.04.28)

            

 足を怪我して初めて、ハイキングに行って来ました。
ほのぼの親子ハイキングの下見ということで、コースタイムや、トイレの場所、休憩できる場所、道の状態など見ながらのゆっくりしたハイキング。

 ゆっくりといっても、足を怪我した後で、どれだけ歩けるかもよく把握していない私は、ちょっと不安だった。不安ながらもワクワクどきどき。といったところかな。

 月曜日ということもあって人が少なくて、桜は八重桜が盛りかなって感じ。
 前に行ったコースだったけど、今回はゆっくり歩いたこともあり、時期もちがうからか印象が全然違った。

奥多摩の御嶽山から鳩ノ巣までのコース。御獄駅から川沿いを歩き、ロープウェイ乗り場まで。これが何とも秋川の流れがきれい。つりをしている人もいて散策にはいい。

 ロープウェイで一気に上へ。ここは観光地。茶店もあり、御獄神社にお参りをする。階段登りがちょっとつらい。フーフーいってしまった。天気はあまり良くなくて霧がかかり、何となくイヤだなっていう感じ。

 茶店で一服して、お店の人と雑談したり楽しかった。

 さて、鳩ノ巣への道へ。このコースは登りがなく下り一方の道。コースタイムはあまり長くないし、道も急じゃない。

 前は一気に下ったような、途中それでも急な木の根っこがあった感じの印象が残っていた。

 なんとこのころから霧は上がり、天気も良くなってきた。道はゆったりとしたよく整備された道。前に来たときより整備されている。
 丁度道を境にして、下が杉林で、上が雑木林といった感じで、春の青葉がきれい。
 道の下は思ったより切れて、谷が一気に落ちている。途中にたくさんの沢が入り、水音も涼しげだ。
 奥多摩の低い山はあまり来たことがないけど、改めてゆっくり歩くと、結構沢が急だし、転んで落ちることはないだろうが、落ちたら止まらないだろうなって感じ。

 途中からちょっと急な下りになるが、あとは、よく整備された道。鳩ノ巣の近くになるとキャンプ場も出てくる。
 この鳩ノ巣には越沢バットレスというゲレンデがある。このゲレンデでは人も結構怪我したり死んだりしている。

 キャンプ場から、沢沿いに歩き、この越沢バットレスを見て、鳩ノ巣駅へ。

 あんまり歩っていないのに足首がじんじんして、感覚がない感じ。ああ、と思いながら、きっとこの繰り返しでよくなるんだと言い聞かせる。

 夜に氷で冷やし、湿布して寝たら、次の朝には元に戻っていた。よかった。

 ゆっくり歩いたことで、周りもよく見られたし、途中でタラの芽も取ることができたし、何となく久しぶりに、ハイキングもいいなあって、とても新鮮に感じることができた。